目次
対処法7.ブートモードを切り替える
IT技術の進展に伴い、BIOSもレガシーBIOSとUEFIモード対応のBIOSの2種類があり、最近のパソコンでは両方がサポートされています。このBIOSのモードとOSの相性が悪いと、OSが起動できないために、「No bootable device」というエラーが表示されることになります。
この場合は、BIOSの設定画面から、BIOSモードを切り替えて起動するかを確認してみましょう。なお、切り替えても問題が解決しない場合は、元のモードに戻すことを忘れずに。
対処法8.ハードディスクが認識されているか確認する
ハードディスクにOSがインストールされている場合は、まず、ハードディスクが認識されているかを確認することが重要です。ハードディスクが正常に認識されている場合は、別の原因を調べることになります。
ハードディスクが正常に認識されていない場合は、取り付け状態の確認を行なったうえで、起動できるかをチェックします。それでもだめならハードディスク自体の故障を疑う必要があります。
対処法9.BCD/MBRを修復する
ハードディスクなどのドライブには、ブートのための情報であるBCDやパーティションを管理するためのMBRといった領域があります。BCDやMBRが破損した場合は、OSが起動できないために、「No bootable device」というエラーが表示されることになります。
Windows回復環境を利用することで、BCDやMBRを修復することが可能です。コマンドプロンプトを使用するなどやや面倒ですが、トライしてみてください。
対処法10.起動順序を確認する
OSがインストールされているシステムドライブより先に別のドライブが起動してしまうと、システムドライブを誤認識して、OSが起動できないために、「No bootable device」というエラーが表示されることになります。
BIOS設定で、OSがインストールされているドライブが最優先で起動されるように設定し直しましょう。
対処法11.ハードディスクの交換もしくは修理をする
OSをインストールしているハードディスク自体が故障している場合は、ハードディスクを取り外して修理に出すか、新しいハードディスクと交換することになります。
ハードディスクの修理が可能な場合は、一部のデータは復旧できたり、バックアップしたりできる可能性がありますが、新しいハードディスクと交換するしかない場合はデータはすべて失われます。
ハードディスクの故障に備えて、定期的にバックアップを取得しておくことが重要です。
対処法12.RAIDのプロパティを確認する
PCやサーバーでRAIDを組んでいて、「No bootable device」というエラーが表示される場合は、RAIDが正しく構成されているかを確認する必要があります。RAIDコントローラに付属するツールなどで、以下のような点を確認すると良いでしょう。
- ディスクがRAIDアレイに組み込まれているか
- ハードディスクはオンラインの状態となっているか
- OSをインストールしているハードディスクをシステムディスクに指定しているか
- ハードディスクにエラーが検出されていないか
対処法13.接続しているデバイス接続し直す
ハードディスクを増設した場合や自作のパソコンの場合などは、しばらく使っていると、ハードディスクなどの接続が緩んでしまうことも。
こうした場合は、ハードディスクが接続不良で認識されず、OSを起動できないために「No bootable device」というエラーが表示されてしまいます。
ハードディスクはじめ内蔵装置の接続を確認してキチンと接続し直しましょう。