非常に便利な転送サービスであるギガファイル便ですが、危険性・リスクがいくつか指摘されています。
無料で便利というだけで利用するのは危険性があり、ギガファイル便の利用を差し控えているユーザーもいるくらいです。
ではどのような危険性・リスクがギガファイル便には潜んでいるのでしょうか。
目次
データの外部流出
基本的に転送のためアップロードしたファイルやデータはギガファイル便が管理しています。
しかし、管理元のギガファイル便に何かしらの
- サイバー攻撃
- スパム攻撃
などがされてしまい、ファイルやデータが流出してしまう恐れがあります。
正式には公表されていませんが、ギガファイル便のセキュリティレベルがどれだけ高いかによってこの危険性の度合いは変わってくるでしょう。
送付先へスパム感染の可能性
ギガファイル便自体にウイルスが感染していても、ギガファイル便は気づかないことがあります。
この場合は、ギガファイル便からファイルやデータをダウンロードしただけでウイルスに感染してしまうことがあるのです。
もし、A社がギガファイル便を使ってウイルスのあるファイルやデータを転送した場合受け取ったB社はウイルスを受け取ってしまったことになります。
この場合、A社はB社に何かしらの謝罪や慰謝料を請求されてもおかしくない状況になってしまうのです。
利用履歴が確認不可
危険性というよりも利便性に該当しますが、ギガファイル便では利用履歴が確認できません。
つまり、送信先や送信元で「送った・送っていない」などのトラブルがあってもギガファイル便のシステム上確認することができないのです。
しかもファイルの漏洩が起きた場合
- いつ
- どこで
- 誰が
転送したのかを突き止めることもできません。
そのため、情報システムの担当者が管理できない「シャドーIT」の温床になってしまう恐れがあります。
システムのバグ
過去、「宅ふぁいる便」というサービスがありましたが誰でも転送されたファイルをダウンロードできてしまうバグがありました。
現在サービスは停止されておりギガファイル便が新しく誕生したのですが、バグの危険性も検討しなければなりません。
もしギガファイル便に同様のバグが起きたら、あなたが転送したファイルを当事者以外が勝手にダウンロードできるようになってしまうということなのです。
パスワードをかけていてもバグで開封可能だったといいます。
ファイルの取扱いに関する規約の不存在
ギガファイル便にはファイル取り扱いの規約がありません。
さらに規約には「著作権法に違反したり、公序良俗に反するファイルは削除」と記載されているので、ギガファイル便が中身を閲覧できる状態であるということです。
ファイルを閲覧されること自体に危険性はなくとも、悪用される危険性は0ではないということになります。
ギガファイル便利用時の安全性を担保する方法
以上がギガファイル便の危険性なのですが、どうやればギガファイル便を安全に利用できるようになるのでしょうか。
ギガファイル便の安全性を担保する方法をご紹介します。