LINEPay残高は出金機能を利用することで現金化可能です。ただし、出金手数料や待ち時間がかかるので、現金化する際に注意しましょう。今回は、LINEPay残高を出金する方法3つと出金時の注意点、出金できない時に確認することをご紹介します。
目次
LINEPay残高を現金化する方法3つ
では早速、LINEPayの出金機能を利用して残高を現金化する方法をご紹介します。やり方は以下の3つです。
- LINEPayを銀行口座へ出金する
- LINEPayをセブン銀行ATMから出金する
- 銀行口座振込サービスで送金する
1つずつ解説していきます。
LINEPayを銀行口座へ出金する
まず1つ目は、LINEPayに登録した銀行口座へ出金して現金化する方法です。銀行口座さえ持っていれば、誰でも簡単に手続きができます。
現金化のやり方は以下の通りです。
①LINEアプリを開いて、画面右下にある「ウォレット」をタップする
②LINEPay残高をタップする
③パスワードを入力してLINEPayの詳細ページを開く
④下へスクロールして「設定」をタップする
⑤「出金」をタップする
⑥登録している銀行口座の中から出金に使う銀行口座を選ぶ
⑦出金額を入力してLINEPay残高を出金する
出金額の入力画面では、出金手数料も表示されるので確認しておきましょう。現在は、銀行口座へLINEPay残高を出金する際に220円の出金手数料がかかります。
LINEPayをセブン銀行ATMから出金する
2つ目は、セブンイレブンに設置してあるセブン銀行ATMでLINEPay残高を出金する方法です。こちらも近所のコンビニからLINEPayカードやQRコードを使って手続きができるので、手間がかかりません。
QRコードを使ってセブン銀行から現金化するやり方は、以下の通りです。
①LINEアプリを開いて、画面右下にある「ウォレット」をタップする
②LINEPay残高をタップする
③パスワードを入力してLINEPayの詳細ページを開く
④下へスクロールして「設定」をタップする
⑤「出金」をタップする
⑥「セブン銀行ATM」をタップする
⑦セブン銀行ATMの画面で「スマートフォンでの取引」をタップする
⑧出金方法に関する説明を確認して「次へ」をタップする
⑨セブン銀行ATMの画面に表示されるQRコードをスキャンする
⑩LINEPayで設定しているパスワードを入力する
⑪スマホに表示された企業番号と認証番号をセブン銀行ATMの画面に入力する
⑫出金額を入力してLINEPay残高を出金する
これでLINEPay残高を現金化することができます。都度220円の出金手数料220円がかかるので、できるだけまとめて出金しましょう。
銀行口座振込サービスで送金する
3つ目は、LINEPayの銀行口座振込サービスを利用して現金化する方法です。もともとはLINEPayアカウントを持っていない家族や知り合いに送金するサービスとして利用されていましたが、システム上、本人名義の銀行口座へも振り込むことができます。
銀行口座振込サービスを使った現金化のやり方は以下の通りです。
①LINEアプリを開いて、画面右下にある「ウォレット」をタップする
②LINEPay残高をタップする
③「送金」をタップする
④「口座に振込」の「送金」をタップする
⑤「口座番号を入力」をタップする
⑥振込先の口座名義や金融機関、口座番号、振込人名などの情報を入力する
⑦「次へ」をタップする
⑧出金額を入力して「送金」をタップする
⑨入力した情報を確認して「確認」をタップする
⑩LINEPayで設定しているパスワードを入力する
これでLINEPay残高を現金化することができます。なお、LINEPayの銀行口座振込サービスで振り込む場合は176円の手数料がかかります。
LINEPay残高を現金化する際の注意点
LINEPay残高を現金化する際の注意点は、以下の5つです。
- 出金には本人確認を行う必要がある
- 手数料無料で出金できない
- 出金方法によって現金化に時間がかかる
- LINEPayボーナスは現金で出金できない
- LINEPayの変動が5年間ないと残高が消滅する
ここでは1つずつ解説していきます。
出金には本人確認を行う必要がある
LINEPayの出金機能を利用するためには、事前に本人確認を行っておく必要があります。本人確認の方法は2つです。「スマホでかんたん本人確認」もしくは、LINEPayに銀行口座を登録して本人確認を行いましょう。
「スマホでかんたん本人確認」は、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードをスマホで撮影します。審査完了までに時間がかかるので、LINEPayに銀行口座を登録して本人確認を行う方が出金がスムーズかもしれません。
手数料無料で出金できない
LINEPay残高は、基本的に手数料無料で出金できない仕組みです。どの方法で現金化しても、176~220円の出金手数料がLINEPay残高から自動で引き落とされるようになっています。できるだけ手数料を支払わなくていいように、出金は計画的に行いましょう。
出金方法によって現金化に時間がかかる
LINEPay残高を銀行口座に振り込んで現金化する場合、登録している銀行の営業時間外やシステムメンテナンス中は出金できないことを理解しておきましょう。
一般的に、銀行は平日9時~15時しか営業していないため、土日に出金したいという場合はセブン銀行ATMから出金手続きを行ってください。セブン銀行ATMからだと原則24時間365日出金することができます。
LINEPayボーナスは現金で出金できない
LINEPayボーナスは、LINEPay残高と同じように出金できないので注意しましょう。また、出金手数料に利用することもできません。友達や家族への送金にのみ使用することができます。
LINEPayの変動が5年間ないと残高が消滅する
LINEPayの変動が5年間ないと残高がすべて消滅してしまいます。現金化を検討している方は、期限前に出金したり定期的に残高を変動させたりして、残高が消滅することがないよう気をつけましょう。
残高の変動は、増減どちらでもOKです。手っ取り早く残高を変動させたいなら、登録した銀行口座やセブン銀行ATM、Famiポート、クレジットカードから手数料無料でチャージしてください。ネットショップの買い物でポイントが貯まるポイントサイトからLINEPay残高にチャージするのも手です。
LINEPay残高が現金化・出金できない時に確認すること
LINEPay残高が現金化・出金できない時に確認することは、以下の5つです。
- 出金可能残高を超えているか
- 出金額が限度額以内か
- LINEPayアカウントがLINE Cashになっていないか
- LINEPayカードの暗証番号を設定しているか
- 運営側で金融機関の利用を停止していないか
それぞれ詳しく解説します。
出金可能残高を超えているか
LINEPayでは最低出金金額が設定されています。銀行口座へLINEPay残高を出金する場合は1円、セブン銀行ATMでLINEPay残高を出金する場合は1,000円です。
それに加えて出金時の手数料も176円~220円かかるので、出金したいLINEPay残高が出金可能残高を超えているか確認しましょう。
出金額が限度額以内か
銀行口座へLINEPay残高を振り込む場合は1日10万円、セブン銀行ATMでLINEPay残高を出金する場合は1日1万円までと、出金上限額も定められています。出金上限額を超える出金額を入力しても、出金ができないわけです。
そのため、LINEPay残高を現金化したい時は出金額が限度額以内かどうかも気をつける必要があります。
なお、LINEPayでは設定画面から「スマホでかんたん本人確認」を済ませることで、出金時の限度額を引き上げることが可能です。銀行口座へLINEPay残高を出金する場合は1日100万円、セブン銀行ATMでLINEPay残高を出金する場合は1日10万円までに変更されます。
LINEPayアカウントがLINE Cashになっていないか
LINEPayのアカウントタイプが「LINE Money」ではなく「LINE Cash」になっている方は、LINEPay残高を現金化することができません。まずは以下の手順でアカウントタイプを確認してみてください。
①LINEアプリを開いて、画面右下にある「ウォレット」をタップする
②LINEPay残高をタップする
③パスワードを入力してLINEPayの詳細ページを開く
④下へスクロールして「設定」をタップする
⑤「アカウントタイプ・利用限度額」の欄を確認する
アカウントタイプが「LINE Cash」になっている方は、本人確認を行うことで出金機能が利用可能になります。
LINEPayカードの暗証番号を設定しているか
セブン銀行ATMからLINEPayカードを使って出金する場合は、事前にLINEPayカードの暗証番号を設定しておかなければなりません。暗証番号を設定せずに出金しようとしても、LINEウォレットアカウントからエラーメッセージが届いて出金できないようになっています。
LINEPayの設定画面から「LINE Payカード」→「カード暗証番号」をタップして、暗証番号を設定しましょう。
運営側で金融機関の利用を停止していないか
LINEPayの運営側で一部の金融機関の利用を停止している可能性もあります。過去にはゆうちょ銀行の口座登録やチャージが一時的に停止になりました。
LINEPay残高を急いで現金化したいという場合は、他の銀行口座へ振り込むか、セブンイレブンに設置してあるセブン銀行ATMから出金手続きを行いましょう。
LINEPay残高を現金化以外で活用する方法
LINEPay残高を現金化以外で活用する方法も2つあります。どの方法でも手数料はかかりますが、状況によって利用するサービスを変更してみてください。
外国通貨に両替する
海外旅行に行く予定があるという方は、外国通貨に両替しておくのがおすすめ。取扱い通貨は、米ドルや中国人民元、韓国ウォン、ユーロなど12通貨で、約1万円から両替可能です。5万円以上を両替すると、自宅や職場に無料で届けてくれます。もちろん、出発前に空港や港で受け取ることも可能です。
外貨両替専門店と比較すると手数料は割高ですが、キャンペーンで手数料が割引になることもありますよ。
電子マネーギフトやギフト券に交換する
LINEのギフト送信機能を利用することで、LINEPay残高を電子マネーやギフト券に交換することもできます。自分にギフトを送る場合は、ギフトの商品ページから「自分用に購入」を選択してください。LINE友だちに送る場合は「友だちにギフト」を選べばOKです。
Amazonギフト券やローソン商品の電子チケット、ミスタードーナツ商品の電子チケットなど、普段使いできるギフトばかりなので、換金するのとはそれほど変わらずに利用できるでしょう。
LINEポイントを現金化する方法
ここまでLINEPay残高を現金化する方法についてご紹介しましたが、LINEポイントは直接出金できないようになっています。ただし、LINE証券の口座を開設してLINEポイントを移行することで、1ポイント1円として運用することは可能です。
現金化する場合は、LINEPay残高に再度資金を移動させてください。通常のLINEPay残高を現金化するのと同じように、銀行振込みやセブン銀行ATMから出金することができます。
ちなみに、資金の移動の際には手数料が一切かかりません。出金の際には176円~220円の手数料を負担する必要があります。うまく運用できれば手数料以上の運用益を得ることもできるので、大量のLINEポイントを保有しているという方はぜひ試してみてください。
まとめ
LINEPay残高を出金する方法3つや出金時の注意点、出金できない時に確認することをご紹介しました。
一度、本人確認を済ませてしまえば、LINEPay残高は出金機能を利用することで簡単に現金化可能です。ただし、出金の都度176~220円の出金手数料がかかります。また、出金方法によって待ち時間もかかるので、現金化する際に注意しましょう。