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高セキュリティブラウザ「Brave」と中国との関係を疑うデマ

現在のアメリカと中国の対立を考慮すると、Braveがアメリカの企業であることから、中国系企業による買収や資本参加の可能性はほとんどないといってもよいでしょう。

ファーウェイなどの中国製の通信機器業界の事例を見るまでもなく、特にIT業界においては、アメリカでは中国への輸出を制限するなどの措置をとられているのでなおさらです。

セキュリティが強固なブラウザと呼ばれるBraveの特徴

次世代型ブラウザとよばれるBraveは、個人情報保護の観点からは経後なセキュリティ対策を施したブラウザとして人気です。ここでは、Braveの特徴を説明します。

セキュリティの高い安全性・プライバシー保護

Braveは以下の方針で開発・運営されており、セキュリティやプライバシー保護に優れたブラウザとなっています。

  • ユーザーのアクセス履歴を追跡しない
  • ユーザーデータはユーザー自身が所有するもの
  • ユーザーに不利益なものはブロックして高速化を図る

以下で詳しく説明します。

マルウェアやトラッカーをブロックしフィッシング詐欺被害の可能性を軽減

Braveでは、広告のみならず、マルウェアやトラッカーを検出してブロックする機能を有しています。このため、セキュリティソフトを新たに導入しなくても、従来のブラウザに比べればフィッシング詐欺などの被害にあう可能性を抑えているといえます。

ユーザーの閲覧履歴や行動履歴のデータは削除

Braveでは、ユーザーのWebサイトの閲覧履歴や操作などの行動履歴を覗いたり、保持したりすることはないと公式ページに明示されています。

Braveでは固有の検索エンジンを使うことができますが、Brave Searchは検索毛履歴や検索のためのクリック動作などを追跡しないなどセキュリティやプライバシー保護への配慮が公式ページに明示されています。

また、後述するプライベートウインドウを使えば匿名でWebサイトにアクセスでき、履歴も残りません。

その他のセキュリティの詳細

セキュリティ機能として以下の機能が実装されています。

  • パスワードマネージャーを組み込み
  • オートフィルの組み込み
  • 全画面表示切替へのコンテンツアクセス制御
  • メディア自動再生でのサイトアクセスの制御
  • 追跡拒否のリクエスト

広告ブロック機能(ブレイブ・シールド)

SafariやGoogle Chrome、Windows Egdgeといったよく使うブラウザーでは、Webサイトを閲覧すると必ず広告が表示されます。しかし、Braveには、ブレイブ・シールドという広告をブロックする機能が実装されており、デフォルトで広告をブロックしてくれます。

Youtubeなどの動画内に表示されている広告までブロックしてくれるのです。

以下で詳しく説明します。

広告ブロックによるCookieのスリム化

Webサイトの閲覧をしようとすると、Cookie(クッキー)を作成してよいかを聞かれます。Cookie(クッキー)は、ユーザーがそのWebサイトで何をどのように閲覧したかといった情報を収集するために使用されるもので、Webサイトのデータと共にダウンロードされてデバイスに保存されます。広告はこのCookie(クッキー)から得た情報を基にしてカスタマイズされて表示される仕組みとなっているのです。

Cookie(クッキー)はダウンロードされると自分で削除しない限りは残ってしまうので、デバイスのストレージ容量を圧迫する要因ともなっています。Braveでは広告をブロックするとともに、Cookie(クッキー)もブロックしてくれますので、ストレージのスリム化にも役立ちます。

動画サイトでの広告もブロック

Braveは、Webサイトに表示される広告だけではなく、Youtube動画に挿入されている広告もブロックしてくれます。Youtube動画を見ようとすると最初に公告が流れ終わるまで待つことが必要ですが、Braveであればすぐに動画が見れるのでイライラせずに済みます。

また、BraveではYoutube動画をダウンロードして保存でき、再生もできます。このダウンロードしたYutube動画の再生でも広告をブロックしてくれるのです。

その他ブレイブ・シールドの具体的な機能

ブレイブ・シールドでは、広告をブロックするほか、以下のような統計情報も表示してくれます。

  • ブロック済みの 広告・トラッカー数
  • 節約できた データ使用量
  • 節約できた 読み込み時間

なお、以下で詳しく説明しますが、Braveが用意した広告を閲覧すると仮想通貨BATがもらえる仕組みがあります。

VPN接続無しであらゆる暗号通貨取引所にアクセス可能

Braveでは、Tor接続をサポートしたプライベートウインドウが使えます。

Tor接続では、アクセスしたサーバにIPアドレスが残らないため、閲覧したサイト側にIPアドレスが知られることなく、匿名で通信が行えるのです。

海外の仮想通貨取引所では日本国内からの取引を禁止しているところがあります。IPアドレスによってアクセスを判定してアクセスを制限しています。このため、日本人がこれらの取引所にアクセスするには一般的にはVPNが利用されます。しかし、仮想通貨取引に使用するVPNは有料であり、また、設定なども専門的な知識が必要です。

Braveのプライベートウインドウを利用すれば、VPNを使わなくても海外の仮想通貨取引所にもアクセスが可能となるのです。

WEBサイト表示速度が圧倒的

Breaveの公式サイトによれば、SafariやChromeなどの広告が表示される従来型のブラウザに比べて読み込みが非常に高速化されています。
具体的には、スマホであれば最大で8倍、PCであれば最大で2倍高速に読み込めるとされています。

これも、広告などをブロックすることでWebページの表示に必要なデータ量をかなりの程度削減していることによるものです。

広告閲覧でマネタイズ

Braveでは、Braveプライベート広告という、Braveが独自が用意した広告の仕組みがあります。この広告を見ることで仮想通貨BATがもらえるBrave Rewardという報酬制度があります。もちろん報酬に関しては個人情報は非公開です。

BATは、お気に入りのコンテンツやクリエイターの応援・サポートのための投げ銭として使えます。BATの使える加盟店でデジタルコンテンツやその他の商品を購入することも可能です。なお、BATを現金化するにはbitFlyerアカウントとの連携が利用可能です。

独自広告システム

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