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ゼペットは危ない?リスクと安全に利用するための対策を徹底解説

ゼペット(ZEPETO)は、若者に人気の3Dアバター作成アプリですが、「ゼペットは危ないのでは?」という懸念も広がっています。このアプリは、仮想空間で他のユーザーと交流できる一方で、個人情報の漏洩や不適切なコンテンツへのアクセスなど、いくつかのリスクが指摘されています。

この記事では、ゼペットのリスクやその対策についての他に、どのように安全に利用できるかを紹介していきます。

ゼペットは危ない?利用する場合の注意点

ゼペットを利用する際には、いくつかのリスクに注意が必要です。個人情報の管理や見知らぬ人とのやり取りなど、安全に使うためのポイントを押さえておくことで、リスクを回避しながらアプリを楽しむことができます。

ここでは、ゼペットを安全に利用するための具体的な注意点を説明します。

プライバシーや個人情報の漏洩リスク

ゼペットを利用する際には、プライバシーや個人情報の漏洩に注意が必要です。アバター作成のために顔写真をアップロードする機能があり、これが第三者に不正に利用されるリスクがあります。

さらに、ゼペットは広告パートナーや外部サービスと個人情報を共有する可能性があるため、データの取り扱いが不透明な部分も懸念材料です。また、アプリは位置情報のアクセスを要求することがあり、許可を与えるとデバイスの位置が追跡される可能性があるため、慎重に対応することが求められます。

これらのリスクを軽減するためには、プライバシー設定を確認し、知らない人とのやり取りを避けることが重要です。

不適切なコンテンツとの接触

ゼペットを利用する際には、不適切なコンテンツとの接触に注意が必要です。ユーザーはさまざまな「ワールド」で他のプレイヤーと交流できるため、性的な内容や暴力的な発言、いじめといった問題に巻き込まれるリスクがあります。

特に、音声チャット機能を使ったリアルタイムの会話では、見知らぬ相手から不適切な発言を受ける可能性が高まります。また、ゼペット内のフィードで他人の投稿にコメントできる機能もあるため、他のユーザーから不快なコメントが寄せられる可能性もあるので気を付けましょう。

これらのリスクを避けるためには、プライバシー設定を適切に調整し、見知らぬユーザーとの過度なやり取りを控えることが重要です。特に若年層のユーザーに対しては、知らない人と関わらないよう注意を促すことが懸命です。

年齢確認の不備

ゼペットの年齢確認には不備があるため、利用者は注意が必要です。公式には13歳未満の子どもがアカウントを作成することは禁止されていますが、登録時に年齢を正確に確認する方法が十分に整備されていないため、虚偽の年齢情報を入力してアカウントを作成可能です。

そのため、13歳未満でもアクセスできるリスクがあり、不適切な環境にさらされる可能性が高まります。見知らぬ他人とのチャットや交流を通じて、不適切なコンテンツや悪意あるユーザーと接触する危険性もあります。

このようなリスクを避けるためには、親がアプリの使用を監視し、年齢に適した安全な環境を提供するようにしましょう。

課金や中毒性

ゼペットは基本的に無料で利用できるアプリですが、アバターの服やアクセサリー、ヘアスタイルなどを購入するための「ZEM」という仮想通貨を使った課金システムがあります。このZEMは、実際の現金で購入する必要があり、頻繁にポップアップ広告で表示されるため、ユーザーはつい課金をしてしまう仕組みです。

このような仕組みから、常に新しいアイテムを手に入れたいという気持で、課金やアプリに依存してしまうリスクが高まります。さらに、ゼペットはユーザーが自由に作成したコンテンツや世界を探求する楽しさがあり、多くの時間を費やす要因となっています。その結果、アプリの使用時間が増え、中毒性が高まる要因です。

第三者によるハッキングや追跡のリスク

ゼペットを利用する際には、第三者によるハッキングや追跡のリスクに注意が必要です。ゼペットは位置情報のアクセスを要求することがあり、これが不正アクセスのリスクを高めています。

位置情報が不適切に利用されると、ユーザーが知らぬ間に追跡される可能性が指摘されています。さらに、ゼペットではアカウントのセキュリティが脆弱であり、ユーザーの個人情報が第三者によるハッキングにも注意が必要です。

過去には、ユーザーから「アカウントがハッキングされた」との報告があり、プラットフォーム全体でデータ保護に関して懸念が示されています。安全に利用するためには、プライバシー設定を見直し、不必要な位置情報やカメラ・マイクのアクセスを制限することが推奨されます。

また、定期的にアカウントのセキュリティを確認し、強力なパスワードや二段階認証を利用することも重要です。

ゼペットの使い方

前項では、ゼペットでできることを紹介しました。次はゼペットの使い方を紹介します。登録方法やアバターの作り方、ゼペットワールドへの移動方法なども紹介していきます。

使い方①登録方法

ゼペットを始めるには、登録が必要です。アプリは各アプリストアからダウンロードが可能です。アプリをダウンロードしたらメールアドレスもしくは他のSNSのアカウントを使って登録します。

使い方②アバターの作り方

ゼペットの会員登録が完了したら、次はアバターの作成です。アバターの作成は、写真を撮影するだけで簡単に作成できます。

ベースになるアバターを作成したら、目の色や髪型などのカスタマイズを行って、より自分に近づけることが可能です。

ベースの服装はTシャツとハーフパンツなので、カスタマイズが必要ですが、登録すると2,000コイン付与されるのでもらったポイントを使って好みの服を着せることができます。

登録手順は以下の通りです。

  1. 写真を撮影してアバターを作成する
  2. アバターに名前をつける
  3. 髪型など調整する
  4. 顔のパーツを調整する
  5. 服装を変える

使い方③SNSへのシェア

アバターの調整が完了したら、SNSへシェアしてみましょう。ゼペットで遊ぶだけでも十分に楽しめますが、せっかく作成したアバターをSNSへシェアしてみてください。

SNSへのシェアの手順は以下の通りです。

  1. フォトブースもしくは撮影をタップして画像を作成する
  2. 左下の保存をタップしてスマホに保存する
  3. シェアをタップしてシェアしたいSNSへ投稿する

使い方④ゼペットワールドへの移動

次は、ゼペットを楽しむにはゼペットワールドに行くのがおすすめです。

移動手順は以下の通りです。

  1. ワールドタブ>マップ一覧を表示してアイコンをタップする
  2. グローバル>ローカルに移動し入りたいゼペットワールドへ選択する
  3. オフィシャルマップもしくはクリエイターマップの入りたい方を選択する
  4. 参加したいルームへ入室する

使い方⑤ゼペットワールドでのルーム作成

ゼペットワールドでは、自分でルームを作成できます。ゼペットワールドにルームを作る手順は以下の通りです。

  1. ワールドタブ>マップ一覧を表示する
  2. 画面の上部にある「+」をタップする
  3. 「ルームを作る」をタップして定員やタイトルを設定する
  4. プライベートルームもしくはパブリックルームのどちらかを設定する

使い方⑥フォトブースで写真撮影

フォトブースに移動するには、メニューボタンもしくはマイZEPPETの「+」ボタンから移動できます。ポーズもカスタマイズできるので、オリジナルな写真を撮影可能です。

ゼペットでコインを集める方法

ゼペットで有料の衣装などに着せ替えを行うには、コインが必要で、コインはゼペット内でも集めることができます。ここからはコインの集め方を紹介します。

コインを集める方法①クエストを達成する

ゼペットでコインを集めるには、クエストを達成することで回収可能です。クエストの内容は、「洋服を購入する」や「絵文字を作る」など難しいことはありません。

ゼペットで遊んでいれば、ある程度は集められるので、ゼペットにログインした際には、必ずクエストを確認して達成しておきましょう。

コインを集める方法②ログインボーナス

ゼペットのコインはログインボーナスでも貰うことができます。ログインをするとスロットが回せるので、毎日できる限りログインしてコインをもらっておきましょう。

コインを集める方法③ミニゲームを遊ぶ

ゼペットのコインは、ミニゲームで遊ぶことでも貰えます。クエストの画面に下部に表示されるので、タップして遊んでおきましょう。

ゼペットを安全に利用するための対策

ゼペットを安全に利用するためには、いくつかの基本的な対策を講じることが重要です。ゼペットは多くのユーザーが参加する仮想空間を提供しており、個人情報の漏洩や不正アクセス、位置情報の追跡など、いくつかのリスクが伴います。

しかし、適切なプライバシー設定やアカウント管理を行うことで、これらのリスクを最小限に抑えることが可能です。ここで紹介する対策を参考に、安全で楽しく利用しましょう。

プライバシー設定の確認と制限

ゼペットでは、ユーザーの投稿、メッセージ、タグ付けの範囲を細かく設定できるオプションがあります。例えば、誰が自分にメッセージを送れるか、誰がフォロワーリストを見られるか、またオンライン状態を表示するかなどを管理でき、これにより不特定多数からの不適切な接触を防ぐことが可能です。

プライバシー設定を確認する際には、「誰が自分の投稿を見られるか」や「誰がタグ付けできるか」を慎重に選ぶことが大切です。例えば、すべてのユーザーに公開するのではなく、フォロワーや自分がフォローしている人だけに制限することで、プライバシーリスクを軽減できます。

また、特定の投稿へのコメントを無効にするオプションも提供されており、不快なコメントを避ける手段として有効です。

位置情報のアクセスを制限する

ゼペットは、アプリの利用中にユーザーの位置情報へのアクセスを求めることがありますが、これによりプライバシーが脅されるリスクがあります。特に、位置情報が第三者に悪用されると、リアルタイムで追跡される危険性が生じるので注意が必要です。

アプリのインストール時に位置情報の許可を求められた場合、慎重に対応することが推奨されます。位置情報の共有を制限すると、他のユーザーや潜在的な危険人物が、物理的な位置を特定することを防げます。

また、アプリ内の設定から、常に位置情報のアクセスをオフにしておくと、プライバシー保護の一環として有効です。

強力なパスワードと二段階認証の利用

ゼペットを安全に利用するために、強力なパスワードの設定と二段階認証(2FA)の有効化は非常に重要です。強力なパスワードを作成することが重要で、パスワードは最低でも12文字以上にし、アルファベットの大文字と小文字、数字、記号を組み合わせるようにしましょう。

これにより、辞書攻撃や総当たり攻撃を防ぐ効果が高まります。さらに、異なるサービスごとに異なるパスワードを使用することで、1つのアカウントが漏洩しても他のアカウントへの被害を防ぐことが可能です。

次に、二段階認証(2FA)の有効性は、パスワードに加えてもう1つの認証要素(例: スマホに送られるワンタイムパスコードや物理的なセキュリティキー)を使ってアカウントへのアクセスを認証する仕組みです。

仮にパスワードが漏洩しても、2FAを設定しておけば不正アクセスを防ぐことができます。特に、メールやSNSなど重要なアカウントには必須のセキュリティ対策です。

知らない人との交流を避ける

ゼペットでは、ユーザーが仮想空間やチャットルームを通じて他のユーザーと簡単に交流できるため、見知らぬ人と関わるリスクが存在します。特に子どもや若年層が、悪意のあるユーザーや不適切なコンテンツにさらされる危険性があるので注意が必要です。

ゼペット内のチャット機能や「クルー」と呼ばれるグループでは、知らないユーザーと簡単にコミュニケーションが取れるようになっているので、オンライン上での捕食行為やサイバーいじめの温床となる場合があります。

特に、ユーザーが他人になりすまして悪意ある目的で接触することも可能で、プライバシーや安全性に大きなリスクをもたらします。このリスクを避けるためには、知らない人とのチャットやクルーへの参加を慎重に行うこと、そしてプライバシー設定で誰が自分にメッセージを送れるかを制限することが有効です。

また、他人からの不適切な行動を発見した際には、速やかに報告機能を利用することも重要です。

家族で利用方法を話し合う

ゼゼペットを安全に利用するためには、家族で利用方法を話し合うことが重要です。ペットは、チャットやグループ参加を通じて簡単に他人と交流できるため、特に若年層には注意が必要です。

家族で話し合うべきポイントとして、ライバシー設定の管理や、知らない人との接触を避けるための方針を明確にすることがあげられます。親がゼペットの仕組みを理解し、子どもと安全に利用するためのルールを一緒に決めることで、リスクを大幅に減らせます。

また、ゼペット内で不適切なコンテンツや他人からの接触が懸念される場合は、速やかに報告機能を利用するか、アカウント設定を見直して安全対策を強化するのも家族で話し合うべき重要な課題です​。

ゼペット以外のおすすめアバターコミュニティアプリ5選

アバターを使って他のユーザーと交流できるコミュニティアプリは、ゼペット以外にも多く存在します。これらのアプリは、自分好みのアバターを作成し、仮想空間でさまざまな人々とつながることができる楽しいプラットフォームです。

ここでは、ゼペットの代わりとしておすすめのアバターコミュニティアプリを5つ紹介します。それぞれのアプリには独自の特徴があり、ユーザーが楽しめるさまざまな機能が提供されています。

VRoidモバイル

VRoidモバイルは、自分だけの3Dアバターを自由に作成し、仮想空間やAR機能を通じて楽しめるアプリです。このアプリはPixivが開発しており、顔や髪、体のパーツをスライダーで調整し、理想のアバターを作ることが可能です。

また、豊富な服装やアクセサリーのオプションが用意されており、ユーザーは最新のファッションを楽しむことができます。VRoidモバイルは、ARカメラ機能を使って、現実の風景の中にアバターを表示して撮影できる特徴があります。

また、仮想空間で最大4人まで一緒に撮影ができるため、友達と一緒にアバターを使った撮影を楽しむことが可能です。これにより、リアルとバーチャルを融合させた新しい楽しみ方ができます。

ただし、利用時にはプライバシー設定の確認が重要で、アプリは位置情報や連絡先情報の収集が含まれるため、個人情報の取り扱いには注意しましょう。

ピグ・パーティー

ピグ・パーティーは、CyberAgentが提供するアバターの着せ替えとコミュニティ交流が楽しめるSNSアプリです。ユーザーは自分好みのアバターを作成し、ファッションアイテムやアクセサリーでカスタマイズできます。

友達とチャットを楽しむことができるほか、サークルというコミュニティ機能で、同じ趣味を持つ人々とつながることが可能です。アプリは基本無料ですが、ガチャや課金要素が多く、無課金ユーザーとの間で格差があると指摘されています。

また、ゲーム内でのアイテム交換やコーディネートは中毒性が高く、長時間プレイするユーザーも多くいます。安全性に関しては、チャット機能やユーザー間の交流が活発なため、知らない人との接触や課金に注意することが重要です。また、アプリ内での差別的な発言やバグが一部ユーザーから報告されているため、適切な対応が求められています

LINE プレイ

LINE プレイは、LINEのアバターコミュニティアプリで、ユーザーは自分の分身となるアバターを作成し、仮想空間内で他のユーザーと交流することができます。アバターのカスタマイズや部屋のインテリア装飾が可能で、ゲーム内通貨「ジェム」を使用してアイテムを購入し、自分好みに仕上げることが可能です。

また、友達とのチャットや「ラウンジ」での会話を通じて、他のプレイヤーと楽しく交流できます。しかし、LINE プレイには課金要素が強く、ガチャやアイテム購入で多くのプレイヤーが課金を強いられているという声もあります。

無課金ユーザーと課金ユーザーとの間に格差があるため、課金しないと楽しみにくいと感じるユーザーもいるようです。アプリ内での安全性に関しては、LINE プレイも他のSNS同様に知らない人との接触やチャットでのトラブルが発生するリスクがあります。

そのため、プライバシー設定をしっかり管理し、知らないユーザーとの接触を制限するようにしましょう。

タイムプリンセス

タイムプリンセスは、ファッション好きのユーザー向けに特化した、アバター着せ替えとストーリーが融合したRPGアプリです。このゲームでは、プレイヤーが時代背景に合わせた豪華なドレスやアクセサリーを身にまといながら、物語を選択して進めていきます。

各ストーリーはマルチエンディング形式で進行し、プレイヤーの選択に応じて結末が変わるため、没入感のあるゲーム内容です。

また、ゲーム内ではガチャや課金システムを使用して新しい衣装やアクセサリーを手に入れることが可能ですが、無課金でも十分に楽しめます。ただし、課金要素が強く、一部のプレイヤーは衣装や素材の収集に苦労しているという声もあるので覚えておきましょう。

また、データ使用量が大きいため、Wi-Fi環境での利用をおすすめします。

ディズニーマイリトルドール

ディズニー マイリトルドールは、ディズニーキャラクターをモチーフにした着せ替えアバターアプリです。プレイヤーは可愛いディズニーキャラたちをドールとしてデコレーションし、部屋の模様替えやアイテム収集を楽しめます

このアプリでは、自分だけのドールハウスを作り、期間限定のガチャやショップで購入したアイテムを使って、オリジナルの世界を作り上げるのが魅力です。ゲーム内の課金要素として、期間限定アイテムやレアアイテムがガチャを通じて提供され、特にディズニーファンにはたまらないアイテムが揃っていますが、課金しないと手に入れにくいという声も多くあります。

また、課金ガチャの導入によって課金に依存しがちという点では、注意しなければいけません。全体的にディズニーファンにとっては魅力的なアプリですが、プレイ中の安全性に関しては、プライバシーや個人情報の管理をしっかり行いましょう。

まとめ

ゼペットは、楽しくクリエイティブな体験ができるアプリですが、年齢確認の不備や見知らぬ人との交流が簡単に行える点から、「ゼペットが危ない」と感じる理由では無いでしょうか。安全にアプリを利用するためには、プライバシー設定の活用や、保護者の監視が重要です。

適切な対策を講じることで、安心してゼペットを楽しむことができるので、基本的な部分を理解して安全に利用しましょう。